簡単に誰でも作れるドブロク講座
今日は簡単で失敗のない「ドブロク」のつくりかたを紹介します。
私もこれまで何回も作りましたが失敗は一度もありません。
ただし、この方法で作りますと酒税法違反となります。
日本の法律では1%以上のアルコール醸造はは認められていません。
この法律は戦費調達のため明治時代に作られた法律で100年以上たった現在でも続いているのは驚きです。
手作りビールキットが堂々と売られているのにおかしいですよね。
醸造の過程では違反にならないと思います。アルコールが1%を超えた段階で違反となるんです。後は自己
責任で
それでは早速作り方の説明といきましょう。
材料〜広口のビン、ドライイースト6g、米麹250g、米3合、プレーンヨーグルト大さじ1杯
天然水1200cc
これらの材料はスーパーであればどこでも売っています。
その1〜3合のご飯を炊きます。この時注意するのは炊飯器で炊く場合通常3の目盛りですが2にします。
従って固めに炊きます。
その2〜広口のビンを予め熱湯もしくはアルコールで消毒しておく(雑菌が増殖しないように)
炊き上がったたご飯を広口のビンにいれます。
この中に天然水をドバドバといれます。これで大体35℃ぐらいの温度になります。
それ以下の温度でも全然問題ありません。
その3〜 ドライイースト6g、プレーンヨーグルト大さじ1杯(適当に)、米麹250gをビンにいれヒラで
かき混ぜてください。
口をサランラップで閉じておけばいいです。
米麹は清潔なビニール袋に入れてほぐしておくと混ぜやすい。
これで終了です。後は暖房しているリビングに置いておけばいいです。
保温のために断熱材でビンを巻いておけばokです。
後は1日1回ぐらいシャモジかなにかでかき混ぜてください。
夏場は3日程度で完成です。
注意〜醗酵する時に二酸化炭素を発生しますので、ビンの栓をしないようにしましょう。
できあがったら、ざるで濾してください。香りのいいお酒ができているはずです。
炊飯器で3合のご飯を炊く 広口ビン、麹、天然水、イースト菌、ヨーグルト
炊き上がったご飯を広口ビンに入れる こんな感じ
天然水をドバドバと入れる 米麹をビニール袋に
手でほぐす場合はアルコール消毒忘れずに
麹をほぐしておく イースト菌を入れるこの1袋で6gです
プレーンヨーグルトを1サジ
雑菌の増殖を防ぐため ヘラでかき混ぜる
サランラップでふたをする 断熱材で周りを覆う
酵母菌は文句も言わずに24時間休みなく働いています。酵母菌の心「ただそこに澱粉質があるから」
てっか
まあ、勤勉なものです。
昨日仕込んだ「ドブロク」順調に醗酵が進んでいるようです。
ヘラでかき混ぜるとぷーんとアルコールの匂い。
雑菌も繁殖していないようで上々のできである。
室温まかせであるのでその状態によって出来具合が異なってくる。
この不揃いの出来が楽しみと感動を与えるのです。
今回はどのようなお酒ができるか楽しみである。
そろそろ醸造元としては初蔵出しになるわけであるから名前を決めてやらなければなるまい。
そうそうこんなのはいかがかな? 「長命泉」ていうのは。
名前も縁起がいいし、何より地名が入っているのがいい。
早速、蔵出しの前にラベルの製作にとりかからなければ。
ドブロク仕込3日目である。
毎回そうであるが気になってしょうがない。
というわけでちょっと味見、中々いい感じである。
今回はちょっと辛口にできあがったみたいである。
温度、米麹の種類、温度、米などで味は微妙に異なるようである。
明日、いよいよ搾りをやりましょう。
ドブロク仕込4日目
今日はドブロクの最終段階、搾りです。
味噌こしのようなものでいいと思います。シャモジですくって味噌こしに入れボールで受けビンに詰めれば
OKです。
後は冷蔵庫で保存しておきましょう。4〜5日で味がどのように変化するか観察し、次回の参考にしましょう。
(あっという間になくなると思いますが)
まだ醗酵していますので蓋はしないように、炭酸ガスが発生しています。
残った酒粕はアミノ酸の宝庫です。料理に使ってよし、漬物に使ってよし、ご自由にどうぞ。
まあ、こんなもんで簡単にできました。
今日は早速ドブロクで晩酌としよう。
目の細かいざるで濾す 濾したドブロク
ジョウロを使ってビンに詰める 濾した酒粕は取っておく
4合ビン2本ぐらいになります
途中で飲まなければ
ドブロクの上澄みを集め4合ビンに集め、ラベルを貼ってみました。
酒造元donkame 、「長命泉」と銘々ちょと辛口にできました。
まずは神様へ、塩釜神社から頂いた1升ますに入れ神様に感謝
あまりにも旨い、こんなに旨い酒を禁止している国はズルイ。
簡単に完飲してしまいました。
次はどのようなドブロクを作ろうか、米は?、水は?、温度管理は?
考えるだけで想像力がかきたてられる
麹の種類によって味が変化します。又、冬場と夏場によっても味が全然変わってきます。
色々な味を楽しんでみましょう
上澄みだけビン詰めしてみました 杯に一杯ぐびり、たまりませんなあ
ラベルはもう少し工夫が必要です。
どうも美的感覚は持ち合わせていないものですから