世界遺産白川郷の旅・ついでに能登・高山の旅
20010.5/29(土)〜6/6(日) 8泊9日
総走行距離2200q
今回は待ちに待った世界遺産五箇山・白川郷を主体とした旅をすることに、時期的には梅雨前の天候
が安定しているこの時期でしょう。石川さゆりの歌にも歌われている能登半島もみてみたいし、飛騨高
山方面も見てみたいしとかなり欲張りな旅です。最少催行人数2名、(家内1名)、5月29日(土)出発、勿
論千円高速を使ってです。
家内はどうしても旅館に1泊したいとの願いを聞き入れることにし、一応候補の旅館はプリントしてある。
まあ、この不景気の時代、予約は前日ぐらいで十分でしょう。宿泊できなければそれでも良し、家内を納
得させる十分な理由になるであろうから。
準備
食料の準備は、サトーのご飯、インスタント味噌汁(具だくさんにこだわる)、インスタントラーメン、レトルト
カレー、その他つまみ類各種、忘れてならないのは命の水焼酎1本、飲料水ペットボトル5本(10リットル)
クーラーボックスには、今晩のビール、漬物類、ヤクルト等
タンクには洗いものに使用する水158リットル、まあ、9日間ぐらいの旅であればどうにか間に合うでしょう。
5月29日(土)
10時出発です。これより早くなることはありません。(家内と一緒の場合には)
泉PAから東北道へ、磐越道から北陸道へ今日は何故か途中眠くなりません。どうしてだろう、期待で
気持ちが高ぶっているせいか。
米山SAで休憩、
後方には柏崎原発が、計画ではこのサービスエリアで宿泊予定であったが疲れを感じない。そのまま
行ってしまいましょう。
「道の駅福光」
金沢市近辺の「道の駅倶梨伽羅源平の郷」に行く予定が、東海北陸道方面に分岐してしまった。この
ようなことがままあるのが旅の面白さ、許す。結局降りたのが福光IC、すぐ近くに「道の駅福光」がラッキー、
近くのコンビニで冷たいビールを買って晩酌と夕食です。
5月30日(日)
昨夜は雨でした。道の駅に隣接して中国風の建物が、中では中国物産館になっていました。
はて、テレビの電源が入らない。どうしたものか、昨夜までは大丈夫だったが、最後にテレビの電源を
切ったのは家内、テレビの電源を切る前にインバーターの電源を切ったとか。
おそらく、テレビ電源を切る前にインバーターの電源を切ったため、異常電流が流れたかも知れない。
旅の序盤でのテレビナシは困るが仕方がない。カーナビ「ゴリラ」のワンセグで我慢するしかないでし
ょう。
朝は味噌汁にご飯、漬物、ねぶた漬けで簡単に。
さてと、今日は能登半島周遊です。行きは有料道路を使用しないで、狭い海岸線を走りながら着いた
のが、ここ「道の駅いおり」昼食としましょう。
刺身定食、やはり美味い、天然物は歯ごたえがちがいますねえ。
家内は天ぷらに刺身、これも中々のもの、食事が旨いと気分がいい。得した気分
「能登島」
それでは、能登島に渡ってみますか。
能登島とは橋でつながっていまして、風速20メートルを越えると通行止めだとか。
「道の駅のとじま」で情報収集、特にこれと言って見所があるわけではない。ガラス館があるようだが
、このようなものには興味がわかない。その前に家内のお土産癖が出るのがこわい。
海の近くでもあるし、水族館見学としましょう、値段は1200円と高めであるが、アシカ、イルカショーが
あるようだから丁度いい。
ナビに指示したが、例によってわけのわからないバカナビ、別の所を案内、どうしても到着しない。
このバカナビはそろそろ解雇にした方がいい。地デジ専用として使ったほうがよさそう。
もう一台のナビで検索したら、すぐ近くを案内。
「水族館」
中々良く調教されています。
特にイルカがここまで芸をするとは驚きです。ほとんどが、子供連れ、子供は大喜び
水槽で魚への餌付、スタイルのいいお姉さんをどうぞ、
イルカが餌をねだりに顔をひょっこり
駐車場はこの通りガラガラ、この駐車場満杯になることはあるのだろうか。
「道の駅ころ柿の里しか」
十分水族館めぐりを楽しんだので、今晩の宿泊場所「道の駅ころ柿の里しか」ここには温泉施設が併設
されている。いい温泉です。
5月31日(月)
駐車場も広く、物産館もあり鮮魚が安い、兎に角安い。
朝、行列、どうやら鮮魚を求めてきたようだ。でも時間前から並ぶとは何か目玉商品でも?
サザエが12個入って500円、買いたいところであるが今回の旅行にはガスコンロを持参していなかった。
サザエの壺焼き食べたかったな〜
かきソフトを食べて、今日の能登半島周遊にでかけましょう。
このソフト中々いけますね。
ひたすら海岸線に沿って走り続けます。
快晴の日本海、この先には北朝鮮が、もしかしたらその辺に上陸していたりして。
とにかく海がきれいです。
ブルーの海に白い砂、夏には海水浴場になるのだろうか。
「世界一長いベンチ」
観光案内を見たら、近くに世界一長いベンチが、460mあるそうです。
座っているのは2〜3人か
どうですかこの風景、ジュニアも海岸線近くまで降りれます。
ベンチの裏側には「道の駅とき街道」があり、こちらからも行くことができます。
道の駅で売っていた生きたエビ、踊り食いできそうです。
海岸線を走り続けたらいつの間にか道路の狭い漁村に迷い込んだ。
でも中々いい雰囲気じゃありません?
でも疑問が、冬は風が強く雪が降るだろうに、何で壁が木の板なんだろう?
断崖絶壁の海岸線、
義経一行が舟を隠したと言われる「義経舟隠し」北朝鮮の拉致舟だったりして
輪島市に行く途中の「道の駅赤神」これといって特徴ありませんが・・・
道の駅があったら必ず立ち寄ることにしているものですから、スタンプを押してゴー
ソバが食べたくて立ち寄ったそば屋さん、ここのソバ、天然の自然薯をつなぎに使っているとかで、と
にかく腰が強く美味しいソバです。ここはお薦めです。
「輪島市」
輪島市内、特に塗りものが欲しいわけでもないので、通過、一応街並みだけでも・・・・
「千枚田」
「道の駅千枚田」ここから千枚田を一望できる。
ここで獲れる米は病気に強く、美味しいそうである。駐車場が狭いのが残念,観光バススペースも。
海岸線を走破し、帰りは有料道路で帰ります。
途中立ち寄った「道の駅桜峠」庭園が綺麗ですが、ちょと寂しい、宿泊には向かないでしょう。
有料道路は区間ごとに徴収されます、全区間券を買えば面倒でないと思いますが、途中で降りる場合
は損ですよね。
能登半島はかなり広いです。有料道路からは何も見えません、海岸線を走ったあとの帰りに使うように
した方がいいと思います。
「道の駅倶梨伽羅源平の郷」
今日の宿泊場所、「道の駅倶梨伽羅源平の郷」、ここもレストラン、温泉があります。
温泉300円とは格安、レストランは準備中の看板?準備中ではなく定休日でした。それであれば準備
中ではなく定休日の看板では?裏庭の芝生が綺麗です。
売店は営業しているようで急遽、食料品の調達、塩辛、生ハム、缶詰、かわき物で晩酌です。
6月1日(火)
さ〜て今日の予定は金沢城、兼六園であるが、道の駅の情報を見ていたら近くに平家滅亡の端緒と
なった「倶梨伽羅峠の戦い」戦場跡があるそうだ。ここまで来て見ないで手はない
ただし、峠と名がつくだけあってかなりの勾配だとか。
これは道の駅に展示していた火牛、松明を角に括りつけた牛
「倶梨伽羅峠の戦い」
木曽義仲は左から峠に向って侵攻、峠にいた平家軍に対し、牛の角に松明を括り付け平家軍に放った
といわれ、あわてた平家軍は崖から落ちていったそうだ。平維盛軍10万これ以降、平家の凋落が始まる。
このように道路が一車線しかなく、すれ違いはできません。
ここは上りきった場所であるが、ここまではかなりの急勾配です。
途中、駐車場がありますので、そちらの方に駐車した方が安全です。
平家軍に放ったと言われる「火牛」こちらは、道の駅のものに比べ小ぶり
源平供養塔が建っています。それほどの激戦であったのでしょう
「兼六園」
それでは金沢市内の「金沢城」「兼六園」へ、やはり市内の駐車場探しは大変、金沢城の周りをグル
グル、やっとたどりついたのが無人有料駐車場、家内の誘導でどうにか枠内に入ったが車輪をロック
する板が上がらない。
故障かな?ということは何時間駐車しても無料?
それであればそれも良し、でも家内は気が小さく、駐車場の管理者に電話してあげた方がいいなどし
つこい。しょうがない、帰ってきてからの対応としましょう。ということで納得してもらった。
兼六園はすぐそこ
松の木の立派なこと、綺麗な庭園ではあるが、美的センスに欠ける私には・・・・・
ここが霞ケ池、ここの水がサイフォンで金沢城に供給されているとか、戦国時代城を守るには水が必要
であったことだろう。
園内のそば屋さんでざるそばを食べてきたが、お世辞にも美味しいとは言えなかった。
出口にある茶屋、口直しに団子を食べてみたが特にコメントするほどでも・・・・・
「金沢公園」
道路を渡ればそこは金沢城公園、加賀百万石、前田利家の居城だったところで、広さ建物の規模と
もさすがと言わせる規模である。
火災によりほとんどが消失し、その後再建されたようである。
悔しいが仙台の伊達62万石とは比べるべくもない規模、秀吉の重鎮であったのがこれを見てもわか
る。
入り口の「石川門」これは当時のままだとか、門の厚さ、柱の太さに驚嘆。
河北門二の門、当時の工法で再建されたもので柱の太さ、梁の太さはすごい。
建築様式は当時のままであるようだが、やはり新しさが違和感を感じる。
「五十間長屋」
普段は倉庫として、非常時は戦闘のための砦になる。石落しを各所に備えている。
「三十間長屋」
「本丸跡」
本丸は1631年の火災以降、本丸から二の丸中心へ城として変化、ここには鬱蒼と茂った林となっ
ている。
「辰巳櫓跡」
辰巳櫓跡から旧石川県庁方向
「道の駅井波」
明日の白川郷観光を考慮して、インターに近い「道の駅井波」でP泊することに。
ここには温泉、レストランが併設されている。
まずはひと風呂、中々いい温泉です。
風呂あがりには畳敷きのレストランというか、食事処が夜9時まで営業しています。調子のいいオバサン
におだてられついつい注文、食事は我ら夫婦だけ、ほとんど電灯は消灯、ちょっと寂しいですな。
生ビールにつまみを注文、ビールは冷えていて旨かったが、つまみはチョットね。あまり印象がない。
どうです、この駐車場の広さ、中のトイレは夜9時までは使えますが、それ以降はかなり離れたイベント
広場のトイレ。
中のトイレは綺麗ですが、イベント広場は×
ここは宿泊には向きません。宿泊した車は我が家1台のみ、防犯上もよろしくありません。
6月2日(水)
今日もいい天気です。
ほれこの通り、広い駐車場にdonkame1台だけ、家内は心配で眠れなかったとか。
ここは木彫りの里と言われており、あちこちに木彫りの像が置かれています。
この七福神も木彫りです。年季が入っており風合いがよろしいようで。
石造ではありません。
そろそろ洗濯物は増えてきました。今回からRVボックスにこれらの汚れものを入れることにしました。
これで車内はスッキリ。中身は見せられませんが。
「五箇山・菅沼集落」
それでは、世界遺産を巡る旅としましょう。
東海北陸道福光インターから五箇山まで、インターを降り数分で世界遺産五箇山菅沼合掌造り集
落が、一般車両は侵入禁止。有料駐車場500円也、ここから菅沼集落まではエレベーターで乗降で
きます。足の丈夫な方は歩いていきましょう。
徒歩でも10分位でいけます。
「民俗資料館」
菅沼集落はその昔、鉄砲の火薬の材料を作っていたそうです。
こちらに来る前から疑問に感じていたのは、何故にこのような山奥で雪深い地域に住んだのだろうか。
民俗館のオバサンに訪ねてみた。どうやら歴史的な背景があるようだ。
源平の戦い、倶梨伽羅峠の戦いに敗れた平家の落ち武者が人目を避ける地として住んだ。
加賀藩の鉄砲を支える火薬の製造を隠密にする必要があったからか?
などの理由のようだ
火薬の原料、塩硝の製造の器具が展示している。
二階には蚕を飼っていたようで、養蚕が盛んで各家庭で行っていたようです。
これだけの広さですから、合掌造りは養蚕には都合が良かったのでしょう。
昔はここに橋をつくるこを禁じていたようで、このような籠に乗って川を渡っていたようです。
この地域を隔離していたことが推測できる。
その中で独自の文化を作ってきたのでしょう。
川の水がエメラルドグリーンで昔はこのような川を籠に乗って対岸の渡ったのでしょう。
当時の生活着、冬の寒さから身を守る綿入れなど生活の工夫が随所に。
最近は雪が少なくなってきたようだが、去年は2m程度積もったそうだ。
現在もここで暮らしている方がいらっしゃいますので、生活の場そのものでしょう。
夫婦で記念写真、この距離間がグッド、別に仲が悪いわけではありません。
五箇山〜白川郷
五箇山から高速道路で白川郷へ、とにかくトンネルが多い11q連続のトンネルも、路線図を見たら一
部路線が切れていたので未開通区間かと思っていたが、それがトンネルだったんだ。
山脈越えに長い年月と某大な工事費がかかったことでしょう。
でもこのような区間を見るにつけ必要な公共事業もあると思わずにはいられない。
やはり白川郷は世界遺産の中心地、観光客は五箇山とは比べ物にならない。
まずは腹ごしらえ、ほうば味噌定食を注文、ほう葉に味噌とキノコを混ぜコンロで焼いたものでこちらの
郷土料理なのでしょうか。
味噌の香ばしさがあって美味しいが、何回も食べたいとは思わない。
集落全体が観光化されており、建物のほとんどがなんらかの商売をしているようだ。これも世界遺産を
保存していくための手段なのでしょうか。
500円の有料駐車場にdonkameを駐車、狭いとはいえ都市部の駐車場と違ってまだ余裕があります。
私ごときの下手な車庫入れでも簡単にできました。
「神田家」
世界遺産となった集落の中でも114軒と最大の集落、中でも合掌造りの構造を見るにはここ「神田家」、
雪の重みに耐えられる構造が随所に、梁の構造もすごいが、大雪、地震に耐えられるように1階から3
階までを通す25mの筋交い、屋根からの応力を逃がすピン構造(梁と剛結されていない)、これは完全な
る免震構造ですな。
このような構造を数百年も前から生み出すとは・・・・感服
梁に乗かっただけで、風、地震の時は自由に動き、力を逃がす構造です。
2階では養蚕が行われていたようで、広い空間と道具が陳列されています。
柱は黒く、長い年月をかけ囲炉裏の煙による燻しによるもので腐食から保護されている。
林業を支えたのこぎりなど、当時を偲ばせる。
国指定重要文化財「和田家」
江戸時代には庄屋や番所役人を務めた家柄で、白川郷の重要な現金収入であった塩硝(火薬の原料)
の取引によって栄えた。
内部の構造は「神田家」とほぼ同じである。でも構造を見るのであれば「神田家」の方がお薦めです。
これらは有料で公開されているが、実際に家族が住んでいる居住区は立ち入りできません。
説明者の女性ここの住人?
「展望台」
20分ほど急な道を登れば、集落を一望できる展望台があります。
ここから見る白川郷、非常にいい眺めです。お薦めです。
このような風景を見るとほっとしますねえ、ビルがないのがいい。
頂上の展望台付近には「萩町城跡」が、といっても今は何もありませんが。
通りはこのような感じ、観光案内所もあり、各種パンフレットもありますので利用すると便利です。
白川郷も十分時間をかけて見たので、これから今夜の宿泊場所飛騨高山の旅館へ、今回の旅でキャ
ンピングカーだけでなく旅館に泊まりたいと家内の願いを聞いたもので、場所は高山駅の近く。
それでは、カーナビに電話番号を入力してゴー、あれ?インターから乗らないの?どうしたことか一般
道路をしばらく走った後にインターに乗るよう案内。というこは一部未開通区間があるのだろうと納得し
て一般道路をひたすら走り続けました。、途中、狭いトンネルすれ違いが困難と思われる道路、おまけ
に雷雨で土砂降り。たどりついたらところが庄川インター、やれやれこれで安心、案内は白川郷方面?
まだ理解できていない。
ということは、東海北陸道は白川方面から開通していることになるではないか。(東海北陸道は08’に全
線開通)そうだったんです。ナビは古い地図情報しか入っていなかったために未開通区間と判断し、
一般道路を迂回し高速道路に乗せたのです。あ〜やってしまった。おそらく4倍位の時間ロス
地図でも確認していたが、地図上では余りにもトンネルが長いためにその区間を見開通区間と勘違いした
私も悪いのです。
おかげで、悪路を実感、最近悪者扱いされている高速道路の必要性を実感したのであります。
途中、立ち寄った「道の駅飛騨白山」
綺麗な道の駅でした。足湯もありくつろげます。周囲は高い山に囲まれており、少し寂しい感じ。
「旅館泊」
まあ、そんなハプニングがありましたが、何とか高山に到着、旅館へ向いますが道が狭い、路地をクネ
クネ、ナビを信用するしかないでしょう。何とか旅館に到着、ここに駐車して頂けますか、ここが駐車場?
道路じゃないですか
道路にはみ出さないようにお願いします。
見てください、軒先と10pもありません。だから言わないこっちゃない、駅前に選んだお前が悪い。
駅前にこだわるのって何か意味あるの?列車で来た場合は意味があるとして、家内への文句をいいつ
つ通された部屋が5階、これって旅館ですよね。旅館の名前がついたホテル?
雲行きが怪しくなりましたが、ここはひと風呂浴び冷たいビールでも飲めば気分一新、でも天然温泉を
期待してきたのですが、風呂は狭いし、温泉はタンクで運んできたものを加熱循環させているとか。とて
も掛け流しとはいきません。これでも温泉ですかね?駅前でこれ以上を望むのは無理でしょうか。
飛騨牛のシャブシャブコースですが、も少し量があった方が満足いくのですがこんなもんでしょう。
私は携帯でブログに投稿中、
暑くて寝れない、掛け布団は冬物だけ、しょうがない、エアコンをつけよう。エアコンをつけても暑い。
冬物布団を掛けてエアコンて矛盾しません?せめて毛布一枚あればもっと気持ち良く眠れたものを、
少し寝不足。キャンピングカーの方が快適に眠れますよ。
6月3日(木)
あ〜あ、昨夜は暑くて大変だった。まあ、朝食を取って元気を取り戻さなければ。少しづつ料理は入っ
た小鉢が9個、車はここに置いて古い街並み、朝市でも見にいきましょう。
朝、近くの姉妹ホテルの展望風呂、ここは正真正銘の天然温泉、高山市内を一望できます。宿泊者は
無料です。風呂は綺麗だし、広くていいです。
「古い街並み」
歩いて10分位の所に古い街並みが軒を連ねています。ほとんどが何かのお店です。
江戸時代にタイムスリップしたような感覚になります。通りを歩いている人間の様相を除けば、いっ
そのことここを通る観光客は江戸時代の様相以外は禁止にしたら面白いかも。
良く写真に出てくる古い街並みがここだったのです。
全ての建物が木造で同じ色合い、防腐剤のようです。この落ち着いた風合いがいいですねえ。
「朝市」
陣屋前の朝市、こうゆうのって、田舎にいけばありますよね。品物もありふれた物
イマイチ、観光案内にするのは理解できないが・・・・・そうか都会で生まれた人は珍しいんだ。
旅館のチェックアウトタイム10時ですからそろそろ出ましょうか。今日の予定は飛騨古川方面へ、
白壁の街並み観光です。
ガソリンが高い、142円/リッター、とは仙台に比べ10円近く高いのでは。輸送費が高いのか?
「道の駅アルプ飛騨古川」で情報収集、パンフレットで観光のルート検討。
古川市役所の駐車場が最も近い、無料駐車場もあるようですがここは1時間150円と比較的安いのと
駐車場は広く駐車し易い。
水路が巡らせてあり、ここには錦鯉が放し飼いされている。
専用の餌をあげると競って餌を取り合いします。
白壁の土蔵に沿って水路が、中々趣があります。このようなもの古いものを残す住民の皆さんに敬意
を表したい。
そば屋さんに入ってみました。何故か外には価格表がありません。
でもザルそばはそんなに高くないでしょう。大盛りソバ1600円、普通盛り1100円、ちょっと高過ぎま
せん。
味も感激するほどでもありませんでしたが。量も大ザルにしては・・・・これであれば2枚食べられるん
ですけど。
放たれている錦鯉、1000匹だとか、冬には越冬地で過ごすそうです。
国重要無形文化財、起し太鼓
鯉が人からの餌を手移しで、全く怖がっていない。
触られても平気で寄ってくる。ちょっと野生味に欠けるのでは。
飛騨古川巡りも終了、とにかく時間をたっぷりかけて見るのが、キャンピングカーの旅のいいところ。
予定では今日は道の駅であったが、せっかく高山に来たのでそれらしい旅館に宿泊してみたい。
家内はもちろん反対するわけがない。二つ返事で今晩も旅館に宿泊することに、今はオフシーズン
であり、簡単に予約できます。場所はインターネットで検索しておいた山手の方向、城山公園の近く。
「旅館」
ただここも駐車場には苦労する。平坦な場所ではないので車が傾いています。我がdonkameは狭い
空間に軒先を気にしながらギリギリ駐車、やれやれ、キャンピングカーは駐車するのに人一倍気を使
う。
キャンピングカーは本来このような使い方を想定していないので当然と言えば当然でしょう。キャンピ
ングカーで旅館に宿泊なんて邪道でしょう。
郊外であれば駐車場はゆったりかと思ったら高山市そのものが狭く、駐車場もそれなりなのでしょうか。
でもこの雰囲気いいではありませんか。
名前がいいねえ、「二人旅静か白雲」こじんまりした旅館で、高台にあるため高山市内を一望できる。
お風呂もヒノキ風呂、地酒も置いてあり、お風呂に入りながら一杯、二杯・・・いけますなあ。
二階建で旅館らしいです。
中も木造づくりで古いが趣があります。ここは合格
昼の景色が夜にはこの通り、明るいところが古い街並みかも?
百万ドルとはいかないが、10万ドルの夜景ですかね。古い街並み夜いいかも、でもこれから出るの
も面倒。
ここでも飛騨牛が、でももう少し量が欲しいかな。
6月4日(金)
近くの城山公園、江戸時代には立派な城があったようだが、5代将軍徳川綱吉公の逆鱗に触れ、
山形県上山に追いやられその後取りつぶしになったそうだ。
上山の城主が高山からとは知らなかった。旅の面白さがこういうところにあるのです。
急な坂道を通り頂上に城跡が、当時はかなり立派な城だったそうです。(城の設計図が保存され
ている)城主の「金森長近公」の像
一応、観光が終了したが高速道路に乗るには時間が余る。いずれ今晩は高速道路のサービスエリ
アに宿泊予定、土曜日に須賀川インターを出て孫宅に行くことにすれば千円高速の恩恵に預かれる
ことになる。
それであれば、歴史のお勉強にしましょう。代官所跡「高山陣屋」を見ること
車は旅館にお願いするのも気が引ける。有料駐車場を探してグルグル、歩いて10分ぐらいの所に自
動式有料駐車場が、入り口部分の屋根が車の上にぶつかりそうなので、できるだけ近づかないよう
にして発券されたら一度車を降りて券を取る。とまあ、こんな段取りで無事駐車
「高山陣屋」
陣屋は代官所でテレビに出てくる「お主も悪じゃの〜、お代官様こそ」のセリフがある通り、年貢の取
り立てとか裁判を行ったりする場所だったそうで、ここは幕府直轄であったために幕府からの赴任で
あったそうです。中には私腹を肥やす悪代官の時代もあったようで、一揆が頻繁に起こり、農民の悲
しい歴史もあったそうだ。
中にはボランテアの説明してくれる方がいらっしゃいまして、詳しく説明してくれます。
時間をたっぷりありますので1時間半ぐらいかけて説明を聞いてきました。やはりこれぐらい時間をか
けると歴史と関連性等わかって勉強になります。
役人の執務室場所、土間の部分が取り調べの場所(民事事件)
役人の入り口も身分によってによって異なり、数多くの入り口が。
こちらは刑事事件の取り調べ室、この上に正座させられ、重しの石を乗せ白状せい〜と厳しい取り調
べ、罪人を運ぶ籠も。
高山ラーメンを食べたくてナビに探させたが、ラーメン屋がなかったり、相変わらずのとぼけたナビ行
き着いたのが、ラーメン専門店ではないが、一応ラーメンも・・・
味もイマイチ、醤油ラーメンが600円、量が少なく期待はずれ。
「米山サービスエリア」
さ〜てそれでは今晩の宿泊サービスエリアを目指して出発です。
東海北陸道から北陸道へ、左側には日本海、天気も良く夕陽が綺麗だ。北陸道最後のサービスエ
リア「米山サービスエリア」これを過ぎると磐越道のサービスエリア、磐越道は宿泊には寂しい。少し
走り足りないが今晩はここにしましょう。
食事も24時間営業、駐車場も広いし防犯上も良さそう。
途中のサービスエリアで買った鱒寿司、今晩はこれを肴に晩酌といきましょう。
6月5日(土)曇り
昨夜は少し雨が降ったようだ。
朝食はカレーライス、一番簡単で栄養価も高い。一日の初めはこれに限る。
ここには展望台があり夕陽、佐渡島が見えるようだ。今日はあいにくの曇り、昨日のうちに写真を
取っておけばよかった。残念。
皆さんここは本当にお薦めです。
夕方ここを通ることがあったら、立ち寄りましょう。天気が良ければ沈む夕日が見られるはずです。
展望台といっても高いところに上るわけではありません。裏側にあります
まあ、この通り広い駐車場。donkameも遠くに見えます
孫宅に向けて出発です。
北陸道から磐越道へ、ここで昼食にでもしますか。
「磐梯山サービスエリア」少し曇っていますが、磐梯山が良く見えます。
ここの方向から見る磐梯山の稜線が美しい。
ここまで来たら当然喜多方ラーメン、やはり、期待を裏切らないねえ、醤油ラーメン、さっぱり味。
今回の旅のラーメンではダントツの最高ランクでしょう。
郡山ジャンクションに到着、ナビは盛んに東京方向を案内している。そんなはずはない。須賀川イン
ターは仙台方向でしょう。
ナビの案内を振り切って仙台方向へ、今度はナビが本宮インターで降りろと聞かない。そうでした、
須賀川インターは東京方向でした。勘違い、勘違い、最近どうもナビを無視する癖がついているもの
ですから。でもたまにまともに案内するんだ。
もう一回インターに乗るのもねえ。
「孫宅」
一般道で行きましょう、目的地はすぐそこ。孫宅にあまり早く到着しても迷惑かも。
3時過ぎ孫宅へ到着。
また大人っぽくなった、どうやら寝がえりを覚えたようだ。仰向けに寝せると体をねじって寝がえり。
どんなもんですと自慢しているようにも見える。
自分の足をつかんで遊ぶことを覚えたようだ。
どうですこの笑顔、でも今日、私の顔をじっと見つめ、そのうち段々顔がくずれベソをかいてしまった。
どうやら人見知りを覚えてきたようだ。それも成長の証しです。
6月6日(日)
息子夫婦が用事を済ます間、孫のお守、夕方千円高速を利用して自宅へ。
ようやく8泊9日のキャラバンが終了しました。走行距離2200q、車内泊6泊、旅館泊2泊。
移動中には雨も降りましたが、目的地では全て晴れ、これも普段の行いがよかったからですかねえ?
数々の失敗も、でもそもそも旅とはそういうもの、状況に応じて予定変更を行う臨機応変型旅スタイル
が楽しい。