津軽旅
2010.10.10〜17 7泊8日
今回の旅は特に意味のある旅ではない。
強いていうなれば、田舎の両親の確認、今年植え付けた自然薯の生育状態の確認、それと「山遊び」のた
めの山整備と言ったところか。野菜高騰のおり野菜収穫も入れておこう。
ついでに津軽方面の観光とでも名付けておこうか。
山整備のためのチェーンソーの清掃点検しておくことに、山仕事の為の機材一式を今回のために作ったRV
ボックスに入れて出発です。
お昼は紫波サービスエリアの醤油ラーメン、普通の上クラスか。点数は65点位、私は各地のラーメンを食べ
歩き点数をつけることにしている。
それも、必ず醤油ラーメン、中華ソバも対象にしている。
田舎に到着したら、義理の兄が採ってきたマイタケを天ぷらにして、やはり養殖ののと違って天然ものは味、
香りともに違います。
家の裏には、「おりみき」という非常に美味しいキノコが生えていました。
これは味噌汁にいれると最高です。
家の裏には大きな栗の木が1本、次から次と栗が降ってくる。
栗も今年は当たり年のようだ。家内は夢中になってクリ拾い、でもこれは楽しい!
お袋は近所のお婆ちゃんと井戸端会議、それも道路の端っこで
田舎ではこのような光景は何十年も前から続いています。それも何の変化もなく。
まあ、これは次の世代には受け継がれることはないであろうが。
お袋に頼んでおいた、自家製味噌づくり用の大豆もできていました。
棒で叩いて殻から出し、その後天日で乾燥、選別を繰り返す。これぐらい手間をかけるのであるから、まずい
味噌になるわけがない。
今もって不思議なのは輸入大豆はどうして虫食いもなく綺麗なのだろうか。
おそらく、虫に食べられないないような特別な処理が加えられているのであろう。(例えば遺伝子組み換え
とか)
畑ではお袋が丹精込めてつくった、キャベツ、ブロッコリー、白菜、ニンジン、ネギ、ナス、食用菊、その他に
も色々作っております。
これを88歳のお袋が一人でつくっているというのが驚きである。
そうそう、カボチャもありました。
これらの野菜をキャンピングカーに積み込みました。後のRVボックス2個には、ニンジン、大根等の根菜類、
RVボックスと車体の間にはゴボウ、大根の長物、屋根部分にはネギ3袋を載せ、ブルーシートで覆った。
カボチャは車内の隙間に詰め込んで。
今年オークションで手に入れたコンパス測量器械で畑の測量、もちろん助手は家内、文句を言いながらも
協力してくれました。
積み込みも終り、10月14日津軽地方に向けて出発です。
10月14日
「日本中央の碑」の発見場所、ここで石碑が発見されたようです。
駐車場もこじんまりとしているが、それほど観光客も少なくゆったり
発見された場所は、階段を下りていった河川敷の部分であるが、現物は離れた場所に展示されておりここに
はありません。
学術的な意味ははっきりしていないが、昔ここが日本の中央だったのだろうか?
青森市近くの浅虫温泉街にある「道の駅浅虫温泉」
ここは辛うじてイーモバイルの電波が届くが、アンテナレベルが1本でギリギリ、近くには釣り公園もあるので
ここで1泊とも考えたが、駐車場が国道のすぐ脇であり借泊には少し不向きか。
歩を進めることに
到着したのがここ、「道の駅十三湖」駐車場も広々、レストランもあるはずであるが、お客さんが少なく店じま
いしたようである。
それにしても、まだ4時だというのに店じまいとは勝手なこと。
しょうがない、今晩は実家からの頂きもので晩酌することに。
今晩の宿泊客は、キャンピングカー4台、神戸、横浜、前橋?ナンバー、我が家を含め4台。
このキャンピングカーが神戸ナンバー、定年退職したであろう夫婦と犬1匹、後に発電機を搭載、エアコンも
搭載している。
最近、発電機搭載車両が多くなってまいりましたなあ。
十三湖のはるかかなたにうっすらと見える岩木山、別名、津軽富士とも呼ばれ稜線が綺麗である。
15日
静かでゆっくり睡眠できました。
ローラー式の滑り台があったので童心にかえってチャレンジしてみました。
中々楽しいものです。子供が遊んだら夢中になってやるだろう、何時間でも
十三湖です。いわずと知れたシジミの産地で、昔は交易の要だったところでもある。
私もそれなりに楽しんできました
他のキャンピングカーも焦ることもなくノンビリ過ごしています。我々は10時頃に出発
目的地は「亀ケ岡石器遺跡」
ここが、「燭光器土偶」が発見された場所ですが、現在は「国立博物館」で保管されているそうです。
近くに縄文館があるというので尋ねることに、狭い農道のような所を通過し到着したのがここ、「縄文館」、
他からの観光客を考えたら道路の整備が必要でしょう。これではバスは到底無理。
館内には発掘された石器、土器が所狭しと展示されているが、ほとんどが個人の所有物のようで農作業の
時に発掘されたものなのだそうだ。学術的に大事なものはここにはありません。東京にあります
この土偶も古そうに見えますがレプリカ
縄文人のどのように暮らしていたのか収録したビデオもあり、結構楽しめる。
我が家以外に、大阪の御夫婦が一組、ノンビリできます。
入場料は200円、まあ、こんなもんでしょう
定年前は観光していても時間に追われるように先を急いだものですが、今は時間がタップリ、精神的にもゆ
とりがあります。
ここでもゆっくり過ごしたので、そろそろ、移動しますか。
家内は一晩旅館に泊まりたいと言うので、情報収集のために道の駅を目指しましょう。
到着したのがここ、「道の駅もりた」どうやらここはイーモバイルの圏内、感度も良好でアンテナ3本、これで
あれば十分使えそうです。
丁度昼時、隣には市の有形文化財である古民家、ここは郷土料理店になっており、看板にはソバも・・・
迷わずソバ定食、ソバとエビ天丼が付いている。
手打ちソバのようで、中々美味しいソバでした。中には昔の道具等珍しいものが展示してあり、自由に見学
できる。
それでは、そろそろ、ぶさかわ犬「わさお君」に会いにいきましょうか。
道の駅から20分程度も走ったであろうか、右側に突然、わさおの文字が、急いで駐車場へ、ありました「わ
さお」の家が・・・でも、わさお君は不在のようである。
店に入っておばちゃんに聞いたら、最近映画ロケのため多忙を極め、ストレスがたまっているので今日はス
トレス解消のためお休みだとのことである。わさお君にしてみれば迷惑な話かも
今や全国的な人気者でさぞかし、お疲れのことでしょう。確か、共演者が薬師丸弘子でおばちゃん役だった
ようだが。
わさお君贅沢にも家2軒も持っているのですね。
わさおハウスの横で、わさおにあやかりたいと思ったかどうか知りませんが、可愛い猫2匹、おそらく親子で
あろうが昼寝をしていました。
あまりの可愛さに写真2枚、次は君たちの番です。
せっかくなので、イカ焼きを注文、やはり本場は違いますなあ。
一夜干しのイカをあぶって、少し醤油をかけて食べる。絶品です
後ろ向きものおばちゃん、わさおの飼い主ではありません。
おばちゃんは、わさおのストレス解消のためお休み?
ここが、わさお君の飼い主のお店「きく屋」さん
何やら、セットらしきものが、ここも撮影の現場になっているのでしょうか。
わさお君がいないのであれば、長居する理由もない。
日本海を南下することにしますか。
途中、深浦町に入り視界が開けたと思ったら、岩場の海岸線が広がっています。
これは、約300年前の大地震により海岸線が隆起してできたようで、千畳敷というそうだ。
我がホームページは二人旅故、たまには夫婦二人の写真もいれておきましょう。
日本海付近はイカ漁が盛んで、どこに行ってもイカ焼きがあります。
ここ「道の駅ふかうら」でも・・・・
宿泊にはここもいいかも、駐車場が比較的広く、すぐ裏側が日本海、おそらく夕陽が綺麗であろう。
そろそろ、今晩の宿泊場所を探さねば、その前に温泉で一風呂、ガソリンスタンドに入って給油、
店員に聞いてみたら、「不老不死温泉」なる知る人ぞ知る有名な温泉があるとのこと、大阪近辺
から良く来られるそうで、店員曰く、都会の人は何で寂れたような温泉がいいのやら・・・・
よし、ここに決まり、国道から急な道路を下って海岸線方向へ、ありました「不老不死温泉」が、
宿泊場所も併設しており、試しに今晩宿泊できるか確認してみたが、あいにく満室だとのことで
である。
なるほど、知る人ぞ知る穴場温泉のようだ。
ここが、日帰り入浴客用で600円、右側写真が露天風呂で一般客は4時まで、それ以降は宿泊
客のみ。
残念ながら、4時過ぎなので入れません。
褐色の強塩水泉、それにしても海岸付近で温泉とはよく探しあてたものだ。
勿論温泉であるが、源泉が50℃以上あるため加水しているようである。
秘湯と言われるだけあっていい温泉です。
ほとんどのお客さんが関西弁、ガソリンスタンドの店員が言っているのが正しかった。関西人は
秘湯が好きなのですね。
汗を流したところで、今晩の宿泊場所道の駅、到着したのが「道の駅はちもり」秋田音頭で八森
ハタハタ、・・・・・の八森です。
少し寂しいところであるが我慢することにしよう。
おそらく、宿泊は4台程度か?一台は神戸ナンバーの普通乗用車
今日の晩酌はかわき物、というのもこの辺はコンビニもスーパーも行けども行けどもなし。
10月16日
朝、定番のレトルトカレー、家内は赤飯と味噌汁
昨夜は暗闇の中到着したのでわからなかったが、朝見ると結構広い。
donkameの定位置、右側に駐車マスがない場所、当然のことであるが発電機を使用する関係からです。
今日の予定は、十二湖観光、十三湖は聞いたことがあるが、十二湖は初めてである。
ここも、300年前の大地震によって堰き止められたことによってできたそうだ。
海岸線を走る国道101号線から急な道を通り山を登っていきます。
王池西湖のほとりに案内板がありました。駐車場もガラガラ、秋の紅葉の季節ではこういうわけには
いかないでしょう。
王池西湖、最も大きい湖
平成の名水百選にも選ばれた「沸壺池の清水」
ただで汲むことができます。それではペットボトルに
沸壺池から注いでいます。おそらく上流のブナ林から湧き出たものでしょう。
「落口の池」
ブナ自然林、この道の先に青池があります
目玉はこれ、「青池」神秘的な青色の池、このような色になる理由はよくわかっていないようです
紅葉の時期は素晴らしいであろう
駐車場で出会ったキノコ採りのおばちゃん二人組、右はおばちゃんに違いありませんが家内です。
偶然にも又会いました。
大して収穫はないようですが、よく喋る、喋る
休み屋があって、抹茶が出ます。料金は協力金としていくらでも
ゆっくりしたところで、積み込んだ野菜も気になることでもあるし、そろそろ帰途につきますか。
国道101号は日本海沿岸を走っており綺麗な海岸線を見ることができます。
天気は素晴らしい夕陽を見ることができるはずです。
昨日借泊した「道の駅ふたつい」に戻って昼食、ここでも中華ソバ注文
煮干しダシだそうだが、特にコメントすることもありません。まあ、60点といったところか、どうも
最近感動するようなラーメンに会わない。
国道101号線に戻って目指すは東北自動車道十和田インター、国道101号から内陸部へ向う国道7号で
十和田インターへ
何を勘違いしたのだろうか、すぐ近くに秋田道があったのに東北道の十和田インターまで行ってしまいま
した。
よく考えてみたら、当初「道の駅たかのす」に宿泊予定であったために脳にすりこまれたまま、状況が変
化にもかかわらずそのままの行動を取ったのが原因のようです。
典型的な老化現象の一つでありましょうが、仮に秋田道で行った場合には時間は早く到着しただろうが、
そこに何の意味がありましょう。
一般道を通ることによって周辺に景色も楽しめたし、「道の駅たかのす」にも寄れたではないか。とむり
やり理由をつけて納得する私でした。
途中立ち寄った「道の駅たかのす」物産館も大きく品揃いも豊富のようです。
駐車場も広く、国道からも比較的距離があるため、宿泊にはいいかも知れません。
東北道十和田インターから乗り、南下し最近開通した北部道路富谷ジャンクションを通り、東部道路の
仙台港北インターで降り、これだけの距離を走っても料金1,000円也
野菜の移動販売車よろしく、家内の親戚を廻ってまいりました。
今回の旅では今年植えた自然薯のその後、山の整備状況、これらについては別途「山遊び」に掲載
しています。