戻る

福島花見山公園

花見山公園およびその周辺は園芸を行っている私有地であるため、一般的な春の花見の風景とは異なる
様々な特徴を持つ。

春には、切花出荷用の東海桜を初め、梅、桃、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレンそしてツ
バキ等が花見山公園のみならず地区一帯に咲き誇る。そのさまを写真家の秋山庄太郎は「福島に桃源郷
あり」と形容し、毎年訪れた。春以外ではロウバイも冬季に見頃を迎える。

以前は近所の人や市内の小学校の遠足などで児童が訪れる程度であったが、上記のように秋山庄太郎によ
って紹介されたことにより、2000年代に入ると観光客やカメラマンが年々大きく増加し、4月だけで26万人が訪
れる花見の名所になった。近年著名になった名所であるため、1990年(平成2年)に選定された日本さくら名所
100選には選ばれていない。

花見シーズンに入ると、道幅が狭い地区内および周辺は渋滞に悩まされてきた。そのため、4月初旬から4月29
日(昭和の日)まで一般車両の進入規制が行われるようになり、一般車両駐車場とを結ぶシャトルバスのバス停
および観光バス駐車場が設置された。観光バス駐車場周辺にはシーズン中に出店も設置される。観光バス駐車
場と花見山公園との間は約800mあり、ウォーキングトレイル事業によって地区内に遊歩道が整備され、地区内を
流れる川の護岸工事も行われた。



  


  





阿武隈川には白鳥が沢山飛来しています。ここが一般車の駐車場になっていて現地まではシャトル
バスが運航しています。
  

戻る