BSアンテナ修理
2015.5.10
BSアンテナは、ルーフのFRPの上に鉄板をボルトで固定し、アンテナ本体の板状の磁石で取り付けられて
いる。
最近、取り付け部分付近の錆が気になっていたが、アンテナが動かなくなった為、修理を兼ね見てみることに。
本体そのものを外そうと思ったが、外れない。どうやら盗難防止のために磁石だけでなく鉄板も一緒に
固定されているようである。
しからば、FRPの固定されている鉄板ごと外す以外に手はなさそう。
アンテナ本体下の磁石、その下の鉄板か錆で完全に癒着、無理やり外したら、一部の磁石がちぎれた
部分も、それぐらいはしょうがない。
鉄板には塗装がなされているが、錆でボロボロ、これでは錆が出てくるわけである。
この錆びた鉄板、錆を取って再利用は無理、この鉄板をなしでやるしかないであろう。
ルーフ上の取り付け用鉄板、錆びでこの通り、錆を取って再利用することに。
FRPの表面に付いた錆は特に問題がない。清掃してそのままに
鉄板とFRPの間に水が入らないようにコーキング剤処理、これで水の侵入を防げるでしょう。
アンテナはこのような状態で取り付けられており、鉄板の錆が気になる。
アンテナ本体と磁石を固定しているのが、底面に8個の防振ゴム、この中の4カ所からボルト出ており
磁石と固定。
アンテナ本体は電源供給器から12Vの電源が供給されており、アンテナ側のコネクターに接続することに
よって電源が供給される。
供給器側からは5Cの同軸ケーブル、アンテナ側の同軸ケーブルの大きさは不明であるが、かなり細い。
原因特定するために車内に持ち込み、別の同軸ケーブルで通電試験を行ってみました。
電源供給側の同軸ケーブルで電圧を測定すると、12Vの電圧を確認、ということはアンテナ本体の給電側
の同軸ケーブルか両側を接続するコネクターに問題があることになる。
問題が何処にあるかの原因究明のための試験です。
他のコネクターを使ってやってみましたが、電源が供給されるようです。
結論として、今使用しているコネクターに問題があり接触不良が起きているようです
コネクターから同軸ケーブルを外し、先端部を1センチほどカットし、コネクターに再設置してみることに、無事
電源供給再会、どうやらアンテナが動くようになったようです。
原因は特定できないが、コネクターのどこかで接触不良があったようです。
要は太さの違う線のプラスとプラスマイナスとマイナスを接続すればいいのでは、そのためコネクターが
便利であるから使用しているだけ、うまくいかない場合、直接ハンダで接続してもいいのではないでしょうか。
最後にルーフに再設置であるが、鉄板を一枚撤去したことによって固定は磁石だけに委ねることになり、
安全を考え、アンテナ本体をステンレス製の針金でイレクターパイプに固定することに。
これで、万一、高速道路で風圧によって落ちないよう万全の対策。
アンテナ固定用の穴に針金を通し、ネジに巻き付け固定してみました。これで抜けることがないでしょう。
一度は修理できたように思われたが、同じ故障、本来は12ボルトの電圧が6ボルト以下になることも、カモス本体
は韓国メーカーで現在は倒産しているようです。
カモスの修理をしている代理店のようなところがあるようで、製品を送って修理の依頼をしてみましたが、部品がないと
のことで修理不能。
残念ですが、活用することを諦めました。