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カニ汁
2015.5.2
「モクズ蟹」古くは小川原湖で沢山とれた蟹、幼少の頃、お袋の実家で祖母がよく作ってくれた蟹汁、
余りの美味しさにその頃の記憶が蘇ってくる。
資源保護のために長年その姿をみることもなかったが、最近チラホラみかけるように。
朝市に行ってみると、十数匹入った蟹、それも味噌が入っている雌、これで1500円は安い。
早速買ってまいりました。
蟹汁を作れるのは高齢のお袋、潰すには力がいるということで手伝うことに。

  
これが、モクズ蟹の雌、ハサミに毛が生えているのが特徴、上海蟹の仲間と聞いたことがある。
とにかく、気の荒い蟹で挟まれると大変。
  

お袋の指示により、甲羅を外し中に入っている味噌を取り出し、甲羅だけにする。
生きているのに残酷であるが、足を切り離す。
  
大きな容器にビニールを敷き詰め、すりこぎ棒を使って粉砕する。細かく砕き中のエキスを取り出す
ので丁寧に。20分程
砕いたものに水を入れザルで濾す、これが一番搾り。
茶褐色の部分がエキスです。
  
砕いて濾す工程を3〜4回繰り返す。
2回以降は段々と色が薄くなっていく。全体を混ぜ合わせれば出来上がりです。
このまま、カニ汁を作ってもいいが、冷凍すれば長い期間保存もできます。

  

カニ汁の作り方
最も贅沢な食べ方、このエキスを鍋に入れ、弱火で加熱していくと少しづつ固まっていく。
これに醤油、料理酒を入れ、ニラを適量入れて火を止める。これで出来上がりです
お客さんが多く、量が不足の時はエキスに水を加え量を増やす。
工程は同様です。
一度食べたら二度と忘れられない。残念ながら一般的には販売されておらず味わうことができませんが
「道の駅小川原湖」にこのカニ汁販売していますが、かなりの高価なものです。どうしても味わってみたい
方はこちらでお求めください。

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