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2015.5.27
荒浜
震災から4年余り、今回は久しぶりに仙台市荒浜海岸付近を訪れました。
何処の被災地もそうであるが、荒野である。
人が以前に住んでいた形跡はコンクリートの基礎が残っているだけである。
ここ、荒浜小学校も今は廃墟、緊急一時避難所になっているのは被災後のことであろう。

  

  

防潮林のクロ松が根こそぎ倒れ、根をさらけ出している。あらためて、津波の力の大きさを実感させられる。

  
辛うじて生き残ったクロ松、このまま生き続け後世への語り部となって欲しいものである。
それにしても、倒れたままのクロ松林、片付けないままにしているのは何故?
おそらく、国有林とかの関係で手続きの問題か何かでしょうか。
  
海を背に市街地方向を見る。遠くに深沼小学校の校舎が見えるが、それ以外は廃墟。

  
近くには慰霊碑が建てられ、犠牲者の名前が記されている。
正確にはわからないが、150名余りか。
近くには浜昼顔の花が慰霊でものしているよう。
  
近くでは堤防の工事が行われており、平成27年度完成予定となっているが。

  
堤防の高さは7.2mとあるが、本当に効果があるのやら、今回の津波では堤防は根こそぎ持って
行かれましたがね。
  
誰が片付けるのかわからないが、照明灯のポールがねじ倒されたままになっています。
4年余りたってもこのこのありさまです。

  
人工水路、貞山堀、ここにも津波が押し寄せたことでしょう。
海岸に向う道路、周りには全く何も建造物がありません。
  
荒浜海岸から南に向かいます。
工事用車両がひっきりなしに走っています。左側が海岸、車からの写真、取り残された家屋、窓、ドア
がないところを見ると被災家屋。

  
道路に沿って、盛土している部分が各所に、道路の嵩上げだそうであるが、その高さは3m余りか。

  
閖上
2011.9.18に訪れた場所fである。
街づくり、集団移転か決定しているかわからないが、以前と全く変わっていない。
写真は2015.5.27現在
  
名取側河口、正面が太平洋、堤防工事は進んでいるようで、やはり国土交通省
防波ブロックが設置されており、釣り人もチラホラ。
  
法面にも厚そうなコンクリートが張られているが、どれほどの効果が?

  
お、珍しい。防潮林の残っている。これだけまとまって生き残るのは奇跡に近い。

  
近くに鉄骨2階建ての家屋、鉄骨だけになっており、津波の激しさを物語っているが、クロ松は何か
いい条件があったのでしょう。
  
亘理町
更に南に、ここは、亘理町、鳥の海という内海、太平洋に面しており、近くには温泉施設、亘理温泉
が、鉄筋コンクリート4階建てであったので助かったようです。
  
浸水被害はあったよですが、街並みは保たれているようです。
水産加工場も営業しているようです。
  

折角亘理町に来たのだから、ここの名物、ホッキ飯を食べてみましょうか。
これで1620円、味はイマイチ、ご飯の味もこんなもの?
仙台空港で離着陸を見学、マニアが数人、望遠レンズで盛んに撮影、好きな人いるのですねえ。
  
  

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