震災その3
宮城県七ケ浜町菖蒲田海岸
ボランテアセンター、各地からバスで乗り込み瓦礫処理やら、精力的に働いている。
個人で来られる方、団体で来られる方、形はそれぞれであるが・・・・・
我ら森林アドバイザーの面々も(ブルーヘルメット)も集合
ここはボランテアセンターから数分の菖蒲田海岸、海水浴場として有名なところで、クロ松の防潮
保安林が津波で根元から抜けているもの、途中から折れているもの、引きちぎられているもの等、
津波の驚異的な力である。
倒壊は免れたものは、塩の影響でほとんど枯れている。
倒れたクロ松が折り重なって歩行もままならない。
至る所に瓦礫、釘の付いた板などが散乱、非常に危険である。
堤防と平行にクロ松林、樹齢約60年、これまで塩害にも耐えてきたが、津波の一瞬の力には無力。
堤防の笠コンクリートが剥がされ散乱
根元から1m位残して玉切り、塩分のせいであろうか、切断に手間取るものも。
このように根元からネジられている。 現在は倒木を整理した状況
堤防から剥がされたコンクリート塊、津波で数十m以上も運ばれている。
堤防から幅30mは町所有で、小生所属のボランテア団体の手で片付けられている。
30m以降は国有林であるが、塩害で枯れてきているので、いずれ処分しなければならなくなるで
しょう。
どこから流れついたのかコンテナ、流木も散乱している。
不思議なことに丸太の表面が皮がむけツルツルの状態。お互いにぶつかり合うことで、表面が削れ
このようになったのであろうか。
ここが海水浴で有名な「菖蒲田海水浴場」見るかげもない。これでも、ボランテアの手で瓦礫が整理
された状態である。
海岸の背後地、一般家屋はほとんどが基礎を残して流失している。
奇跡的に1軒の家が残っているが、ほとんど使用できる状況ではない
遠くにクロ松林が見えるが、この周辺は高さが低くほとんどの家屋が全滅の状態。
右写真、手前の家屋は全て流失しているが、高台の団地は辛うじて助かった。
やはり低地での津波の危険性は一目瞭然である。
この辺も家屋があったが、基礎を残してあとかたもない。
ここは、家住宅地があったが、今はこの通り一面の草地である。